(河口湖、まよいくも、080113)
三連休は河口湖のリンクホッケー三昧。
久しぶりにホッケーのことしか考えない生活をしました。
何かに没頭するということの大切さを再認識。
練習では、何を目的として、どう動いて、どこまで出来れば練習としてOKなのか?
そういう議論が氷上でたくさんできたこともかなりの収穫です。
合宿だったので、夜飲みながらチームメイトといつもよりも濃いホッケー談義も出来たし・・・。
動きの決めという議論の中でふと思い出したのが、こないだ読んだ「生物と無生物あいだ」という本の“なぜヒトの体は分子に比べてこんなにも大きいのか?”という話。
ヒトの体(すなわち分子の集合体)は、分子に対して非常に大きく設定されている。
これはなぜか?という問い。ここにはからくりがある。
全ての秩序ある現象は、膨大な数の原子が一緒になって行動することによって
顕在化する。分子の挙動は、
・分子は絶えずランダムな振動をしている。
・分子の秩序は、拡散によって制限される。
・秩序から外れる分子はルートNの頻度で出現する。
これは分子の挙動に一定の誤差が生じることを示している。
身体が100個の分子から出来ているとすれば、誤差率は10%。
身体が100万個の分子から出来ているとすれば、誤差率は0.1%。
つまり、分子の大きさに対して体の大きさを大きくすることで関与する分子の数
を大きくして、誤差率を限りなく小さくして生命現象の秩序を保っているのである。
どうしてホッケーの話をしていて、こういうことを思ったのかちょっと考えてみると・・・。
得点を取るという方向付けに対して、プレイヤーは自分なりのプレーによって、得点という方向に動いていこうとする。
しかし、ホッケーは5対5のチームスポーツなので、相手のディフェンスによる反発もあって1人で得点まで持っていくことはかなり難しい。とするといかにチーム全体で相手のディフェンスを出し抜くかということを考える必要がある。
運良く、出し抜く方法を考えられたときに、実際に得点を取るという方向に進む為には、各自の最低限の動きを自発的に保障しておく必要がある。
つまり各個人の誤差率を均一にして、かつそれを限りなく小さくすることである。
それゆえに話し合いとかトライアンドエラーが重要になってくる。
自然現象だと、上記のように拡散に制限されるのでここは考える必要がないし、トライアンドエラーをしていたら下手をすれば死んでしまう。なので、元々エラープログラムが精巧に組み込まれていて、臨機応変に対応しているのである。
流れのままにプレイ出来るようになるには、まだまだ精進が必要なのだなとこう考えてみて痛感。
なにはともあれ、やっぱりアイスホッケーは楽しい。
どんなに忙しくてもうまくなり続けていきたいと思う。
2008年1月14日月曜日
20080114
登録: