2008年6月30日月曜日

20080629

なんだかんだで今年も半年以上たっているんだーとびっくり。
どんどん時間の流れが早くなってる。

あと2回リクナビがオープンしたら最初の3年が終っちゃう。
やっぱり人生はカウントダウンだ。

今日は、ちょっと会社に行って、有楽町で「最高の人生の見つけ方」を見てきた。


余命6ヶ月の見知らずおじさん二人が意気投合して、死ぬまでにやりたいことをひとつずつやっていくという物語なのだが、自分のやりたいことと自分以外の人との関わりにおける自分、そして自分にとって大切なものは何かというのがそれぞれの中でだんだんシャープになって行く過程がうまく描けていてとても素敵な感じだった。


人は一人では生きられない。自分が喜ぶ。人が喜ぶ。それが人生の喜び。
そんなメッセージをもらったような気がする。


***


あと、往復の電車でこないだ買った「傷つきやすくなった世界で」という石田衣良のエッセーを読んだ。これはR25で連載していた空は今日も青いかの加筆修正版。





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○目次○
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 ・心まで格差をつけないで
★・「でも」の年
 ・世界を切り取ろう
 ・「迷う」力の素晴らしさ
 ・ラブ・キャンペーン
★・「いやらしい」を表現しよう
 ・植物化する男たち
 ・恋したくない男達の攻略法
 ・青いランドセル


 ・新しい人よ、きたれ
★・究極の難問、先輩後輩
★・仕事と生きがいのバランス
★・残業大国ニッポン
 ・残業禁止法、制定
★・ユニクロの勇気
 ・社長、それはないよ
 ・大転職時代をひかえて
★・今目のまえにある貧困
 ・がんばれ、ヒラ店長!
 ・心のタフネス


 ・怒りのネンキン
 ・生む機械、働く機械
 ・選挙にGO!
・ミステリー辞任、KY辞任
★・猛暑の星
 ・M氏の過失
 ・靖国参拝に未来はあるか?
 ・ケンポー・バッシング
 ・子供マーケットの奴隷たち


 ・エッセイって、なに?
 ・カメラマンデビューの日
 ・日本代表は日本人
★・牛丼マイウェイ
 ・ハイテク買いもの天国、ニッポン
 ・「熱狂の日」の子どもたち
 ・大人になったら、音楽をきこう
★・ハイヤーの趣味人


 ・ようこそ、先輩 
★・大人の真剣な遊び、「下北サンデーズ」
 ・インタビュワーを、インタビューする
 ・地方発の文学賞
 ・女子アナ的世界
 ・作家と遊ぼう!推協六十周年イベント
 ・十年に一度の、作家祭り
★・今年は「できません」
 ・新しい街、新しい生活
 ・ネットを遠く離れて


 ・絶対おかしい!
 ・今年を代表する一字
 ・てのひら返しのアップ&ダウン
★・知らなくていいこと
★・ハートをつなごう
 ・いじめられているきみへ
★・傷つきやすくなった世界で

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★ついてるのは特によかったなとおもったエッセイ。
全体を通して、言葉が現実を生むという視点がえぐっていて軽妙。あくまでR25世代へのエールであるという筆の運びが読んでいて元気になる感じ。一気に読める感じデス。


なんだか最近読むどの本も、深浅、表現の差はあれど、情報化が進んでいる今と日本人的な同質性が生きにくさを生んでいるのでは?みたいな題材を扱っているものが多いような気がする。脳みそが勝手に解釈してるだけかもしれないけど。


情報はやさしいですかというのは本当に大切なコンセプトだ。



P.S
ながろうのやりたいことリストは全然終らず・・・。必反省ですorz

2008年6月29日日曜日

20080628

(サウス応接室, 覆面座談会, 20080624)


今週は、コンテンツの取材でひたすら座談会を開いてインタビューをしていました。
2時間×6回。結構疲れました笑。でもどの回もかなり盛り上がったので面白かったです。


社会人から就職活動を終えた大学生までいろんな人に話を聞きました。
テーマはインターンシップ×1と自己分析×5。


就活についてのノウハウが大量にあふれる中で、自分に合った会社を探せるようになるにはどうしたらいいんだっけ?情報に流されないためのコツというか経験談というのを聞いてみました。おもしろかったのが、インターンシップについては意外と否定的な意見が多かったのに対して、自己分析についてはかなり肯定的な意見が多かったというところ。


●インターンシップ

取材側の前提としては、「習うより慣れろ」ということで、インターンシップ推奨型で意外とそういう意見が拾えるかなーと思っていたのですが、実際聞いてみると、インターン自体に質にばらつきがある、就職活動の必須アイテムみたいなとらえ方(とりあえずやっとけ的なのと、話のタネ的な)をすると得るものがすくないのではという意見が多数でした。

でも、一方で、K同通信のインターンをしていた社会人3年目(現システム会社PG)の話では、飛行機事故の現場に同行した時に、自分が「けが人とかいなくてよかったな」と思ったのに対して、記者が「死亡者いないと記事にならないなー」といった一言で、この仕事はできないと感じたそうで。イメージ先行型の職種に関しては、こういうリアリティを得る場所としては有効なのかもしれません。


で、「もし後輩がインターンどうしたらいいっすかね?」って聞かれたらどうしますっていうお題を投げたところ、「選考のあるインターンにいった方がいい」というところに議論が落ち着いていました。


学生の行動の目的化と予定調整のトレードオフだな思いつつ、インターンシップを方法論にしないこと、○○をやっとけば大丈夫的なことはないというのをちゃんと伝えないとイカンと思いました!社会に対しての興味の持ち方みたいなところをもっとシンプルに伝えたいですね。


●自己分析

取材側の前提としては、「方法論に走りすぎている自己分析という方法論をちょっと否定できないか」みたいなノリでいったのですが、意外とみなさんしっかり自己分析をしていてびっくりしました。しかも、その場限り面接用のエピソード作りではなく、自分のPDSを回すための方法論としてそれぞれ確立しているところが興味深かったです。本当にSEEという意味での自己分析だなーと思いました。


特におもしろかったのは、自分史って書きますかという質問に対しての回答。ちなみに自分史とは、幼稚園とかそれくらいから今までの自分の出来事とかを書きつづったもの。大半の人がほとんど覚えていなくて、あんまり意味がないと言っていたのですが、一人は自然と過去まで振り返っていけて、大変に参考になったというところ。


ほとんどの人は、幼稚園に戻らなきゃとおもって、いきなり遠い過去の一点から現在への振り返りを始めるのですが、その過去まで自然に振り返れた一人は、ちょっと前の出来事を振り返りだしたらアナロジーでどんどんちょっとずつ昔へと戻れたそう。


で思ったのは、たぶん自己分析というプロセスは人間が生きいる以上すでに無意識に行ってきているものだということ。つまり自己分析=なりたい自分に向けたスクラップビルト。過去を整理して、未来のなりたい自分のベクトルに対して使えるものがあれば使って、使えるものがなければそれをちょっと先の未来で見つけに行く、獲得しに行く。で獲得しにいく過程が企業研究とか。


違いじゃなくて同一性。同一性を見つける感度を磨くことが大事。感度を磨く一つの方法が、多くの人に会って話を聞くこと。確かに、「自己分析は一人でやらない方がいい」とか「人に会った方がいい」という意見がたくさん出ていました。納得。


“愛せないのなら通り過ぎよ!”そんな感じでいいのです。
というようなことを伝えようかと思います。

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今回座談会に、FITっていうリクナビのシステム開発をしている方の人たちも参加したいということで参加してもらったのですが、結構いろんなリアリティを拾えたみたいでよかったです。やっぱりそのメディアにかかわる人がちゃんと共通のリアリティとか想いをもってやっていないとだめなんだと強く思いました。これからもいっぱい参加してもらおうと思います。


お金ではなく人を見て、「ありがとう」のためにがんばる。
企画者が規格車になったら試合終了!

2008年6月23日月曜日

20080622



東京島を読んだ。
率直な感想は強烈だ。面白かったので、一気に読了してしまった。

何が強烈かというと、女の描写がわりとえぐい桐野夏生なのだが、この作品は日本社会を、人間が抱く個々のユニークさは何かという日常の葛藤から無人島でのサバイバルという舞台で演出しえぐっているような気がした。読み終わって、「お前はこのままでいいのか?」という強烈な批判と疑問の投げかけを桐野夏生から受けたような気がした。

こういう娯楽は、中身を書いてしまうと元も子もないので書かないことにしますが、帯の男31人、女1人という不埒なキャッチにつられて買ったのですがかなり楽しめました笑。


***

6月も終わりに近づいてきたのに、やりたいことリストを見直してみるとなんと達成率が悲しいことに・・・。


別段忙しいわけでもなかったんだけど、やれてない。
特に、自分がやりたいおもっていることがやれていない。
意識してないとホントに進まないもんだな・・・。



ながろう、なんでだろう?



本は、ブログに書いたりするのでちょこちょこ読んではいたのだが。
それでも達成率25%(5冊/20冊)東京島とかゴールデンラッキーとかムーたちとかを読んでいる場合ではなかった笑。



有給とらないと無理なものはやれないにしても、気を取り直して、この一週間立て直そう。
いいリズムをつくらねば。

2008年6月22日日曜日

20080621

昨日は、飲み会のあと明け方まで同期の家で飲んで、そのまま寝て、仕事がちょっとだけあったので、昼からサウスへ。タクシーで5分で着く。近くに住むのも悪くないなとか思いながらいやいや俺は鎌倉に住むのだと思い直して、最近見つけた喫茶店でクリームコロッケを食べようと図ったものの、営業日月-金、休業。飯にありつけず。


しょうがないので八重洲ブックセンターを物色して何冊か購入。
購入したのは以下の本、




↑帯に、無人島、男31人、女1人というキャッチにやられて買ってしまった。桐野夏生の最新作



↑R25の「空は今日も青いか」の文庫版。とぎれとぎれしか読んでなかったのでまとめて読みたいなと思って手に取る。



ゆるみ力という何とも言えないタイトルに惹かれて手に取る。そういや飲み会で、選択できないいまどきの若者に共通するのはあきらめ力だねとかいっていろいろ話したなー。てか最近○○力っていう本多いなw



↑仕事好きだけど嫌いなので、自分の好きなことをやるためにほかの仕事を圧縮する方法を教えてくれるのならと思って手に取ってみた。


***

仕事帰りに、八重洲の中華料理屋で営業のE君と飯。
食べログで探したんだけど、食べログってホント信頼度高い気がする。評価がちゃんとあるところに行けば外れない。今回はおいしい餃子を食しました。





P.S
そういや、R25のS君とこないだ話してて、仕事も趣味も一緒にしちゃえって、編集全般&WEBのちっちゃな会社兼カフェ作ろうってなったのでちょっとわくわく。まだ全然構想ですけどねー。今年中くらいにはなんかできるといいな~。

20080620

【MEMO】
実態に近づくことによって、実態が近づいてくると認識することがリアリティ。

だから、実態に近づくアプローチはやめてはいけないし、実態が近づいてくることを認識するための感度を上げ続けなければいけない。

そうやってメディアと向き合っていようとあらためて思った。

2008年6月20日金曜日

20080619



朝の通勤ラッシュの人との距離の近さがどうしても嫌で、行きだけちょっと贅沢してグリーン車通勤を始めて3カ月。最初は空席に座るのもびびっていたくらいなのだが、最近は空席を見つけて、「失礼」とすっと入って、ピットSUICAグリーンカードをかざす手つきもだいぶ手慣れたものになってきた。

グリーン車というのはいろんな時間の使い方をしている人がいて面白い。
化粧している人あり、朝ごはん食べている人あり、PCで資料つくっている人あり、資格勉強している人あり、アイマスクで寝ている人あり…。ラッシュでおし潰されている人たちとはちょっと違う時間の使い方をしている人がいる。


ちなみに東海道線グリーン車、横浜-東京間の30分は僕にとっての読書タイム。
結構途中で寝ちゃったりするけど…。


今日は、読みたい本リストの中から、「タクシー王子、東京を往く」という日本交通3代目若社長の新人ドライバー日誌を読んだ。目次は以下の通り。


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○目次○
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 一二月二七日(木) 晴れ
 私はなぜタクシーに乗るのか

 一二月二八日(金) 曇り
 社員へのドライバー宣言

 一二月二九日(土) 小雨
 同乗指導でさっそくパニック!

 一二月三一日(月) 晴れ 乗務初日
 大晦日、いざ出陣!

 一月二日(水) 晴れ 乗務二日目
 お正月、澄んだ空気の中を往く

 一月四日(金) 晴れ 乗務三日目
 お客さま、道に不案内なもので……

 一月七日(月) 曇りのち雨 乗務四日目
 車内全面禁煙が始まった

 一月八日(水) 曇り 乗務五日目
 タクシー仁義なき戦い

 一月一一日(金) 晴れ 乗務六日目
 営収八万超え!タクシーの女神がほほ笑んだ

 一月一四日(月) 曇り 乗務七日目
 二つの「桜」の残した「徳」

 一月一六日(水) 晴れ 乗務八日目
 戦々恐々、夜の銀座乗り場に突撃!

 一月一八日(金) 曇り 乗務九日目
 勤勉さで勝負。営業回数自己新記録を更新

 イチロー流タクシー術

 一月二一日(月) 曇り 乗務一〇日目
 専用乗り場を徹底的に攻める

 一月二三日(水) 雪のち雨 乗務一一日目
 雪の日に待ち構えていたものは

 一月二五日(金) 晴れ 乗務一二日目
 走って、走って、走りぬく!限界への挑戦

 一月二八日(月) 曇り 乗務一三日目
 タクシードライバーとしての誇り 

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日本交通の川鍋一郎社長が、現場を知るために実際にタクシーの乗務をこなした時の日誌。“拾うタクシーから選ぶタクシー”をスローガンに掲げ、徹底した顧客サービス、品質重視の姿勢を打ち出す川鍋社長のタクシーの乗務の中での日々の気づきや、出会いがさっぱりした感じで書かれており面白い。しかもちゃんと営業収入が社長のPDSによってリアルに上がっていくのが面白い。商売にはまっとうな姿勢が大切なんだなあということをしみじみ気づかせてくれる本。


頭に残ったフレーズは下記。

●頭でわかっていた知識が一個一個リアルに、立体的に浮かび上がってきて、身をもって理解できるようになった。営業所にいても、いままでとは景色が違って見える。


●左三回

お客さまが降車したところから左折、左折、左折でぐるぐる回ってみること。それを三回やってからじゃないと次に行っちゃだめよというルール。粘り強く同じところをまわると無駄な走りが減り、実車率が上がる。チャンスは身近にもあるものだということ。


●自分の得意パターン。調子が悪いときでも、これさえやっておけば、最低限は稼げるという心のよりどころを作っておくこと。精神的に落ち着いて楽に乗務できる。


●黒タク スタンダードマニュアル80

黒タク=同じ値段で高級タクシー。
サービスのレベルを具体的に決め、詳細なマニュアルを作る。

スタンダードマニュアルがサービス業において重要だいうことが再認識された。
現場レベルの些細な改善の積み重ねが集まって大きな推進力になる。積み重ねを記録していくものがマニュアルである。



サービス業は「ありがとう」
そして、サービス業は、「これもある」から「これがいい」へと変わっていく。


仕事に取り組む姿勢というのは、一本筋、こだわりを持っていたいものです。
自分でリアリティを獲得するサイクルをもっとつくっていこうと思います。


タクシー王子、かなりさらっと読めるのでおススメです。
営業の人とか共感するとこ多いような気がします。




終わるのか??ながろうのやりたいことリスト

20080618

今日は職場の人の送別会だった。


送別されるその人は、カメラマンではなく写真家になるという。
自分の夢を追える強さって、心を動かすというか本当にいいなと思いました。


「全然先は見えないけど、好きだから行く!」


1980年生まれのアナログなカメラをいじっている時の、そもそも仕事以外のその人の顔は初めて見ましたが、それはそれはとても幸せそうで、こっちの写真よりもこっちからその人の写真を撮りたいくらいでした。


そして夜11時の八重洲で胴上げをしました。
「がんばれーっ!がんばれーっ!」


心に残った夜でした。

2008年6月19日木曜日

20080617



今日は、08リクナビをやっていた時の上司Mさんが、10リクナビがオープンしたということでご褒美に鮨屋に連れて行ってもらいました。飲みながら上はいろいろ見ていてくれるんだなあ、期待してくれているんだなあとありがたく思いました。

最近、自分の悩みの種の「好き」「無関心」議論についても話ができてよかったです。
また飲みに行けるようにがんばろう笑。てか鮨うますぎ……。

さて、話は変わって、読みたい本リストから斉藤孝×梅田望夫の「私塾のすすめ -ここから創造が生まれる-」という本を読んだ。リードと目次は以下の通り。


レールのない時代である現代をサバイバルするには、一生学びつづけることが必要だ。では、自分の志向性に合った学びの場をどこに見つけていったらいいのか?本書は、志ある若者が集まった幕末維新期の「私塾」を手がかりに、人を育て、伸ばしていくにはどうしたらいいのかを徹底討論する。


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○目次○
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第一章 志向性の共同体

  明治と現代
  ロールモデル思考=あこがれ力
  ロールモデルを消費する
  「自分探し」への違和感
  「けものみち」には直感が大事
  二十年前にもしブログがあれば…
  「志向性の共同体」と創造
  ネットの中で「あこがれのベクトル」を見つける
  「空気」を作るのがリーダーの役目

第二章 「あこがれ」と「習熟」

  機能不全に陥った教育
  上を伸ばすか、全体の底上げをはかるか
  祝祭的な学び体験を重視する
  「あこがれ」と「習熟」
  コンサートツアーかアルバムづくりか
  ブログ執筆と出版
  万単位の人からの喝采体験
  オリジナリティ重視か定着重視か
  ネットは私塾
  全日本国民に対してか十人に対してか

第三章 「ノー」と言われたくない日本人

  「寒中水泳」ではもぐってしまった方が楽
  「組織に与えているもの」と「組織から与えられているもの」
  量をこなすことを恐れない
  打席にどんどんたてばいい
  自分の中に「私淑する人」を作る
  「好きな仕事」でないとサバイバルできない
  メンタル面での自己浄化装置をもっつ
  「心で読む読書」、心の糧になる言葉をもつ

第四章 幸福の条件

  生活が作品
  「いかに生くべきか」を考えることは無駄か?
  大陸的タイムスパン
  やらないことを決める
  優先順位のつけかた
  「ウェブの細道」
  「How are you?」はなぜいつも「Fine」か

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「WEB時代の生き方」を論じてきている梅田望夫と「型」という概念から教育に携わっている斉藤孝が、これからの学び方とは?というテーマについて対談形式で論じる。明治維新の時にも似た、時代の大きな変化がやってきている。どう生きるべきかという悩みがはびこる現代社会の中で、自分探しを否定し、自分が好きなものを探しあてる直感(志向性)こそが本質であることを指摘する。


さらに視点を個人から社会に移し、社会の中で、個人が好きなことを好きと感じられる場所、直感を感じられる場所としての私塾(志向性の共同体、学びの場)の必要性を説いている。二人の年齢が一緒でかつ、バックグラウンドが全く違うにもかかわらず議論が、最終章の「How are you?」はなぜいつも「Fine」かという、上機嫌、人の存在が提供できる幸福感という一点に収束してく感じが好感が持てた。


気になった箇所は下記。


●ロールモデルを消費する

消費という概念であるということが面白かった。一般的にはロールモデルは目的になりがちだがあくまで消費。その人が対象に対してどう学んだのかということをポイントにする。何からエネルギーを得るのかを見つけたり、その兆し見つけて挑戦していく力を養うこと。ロールモデルはあこがれられればOK。


●上を伸ばすか、全体を伸ばすか

梅田が前者、斉藤が後者。梅田は、やる気があって目を輝かせている人がどんどん伸びていく状態が良いと主張。一方斉藤は、誰でもちょっとやって伸びたことがわかる「型」を教育に導入することによって、全体を伸ばすことも可能であると主張。好きになった時、それを突き詰められたり、その種類が増やせる環境をつくることも大事だし、より各自が一歩踏み出すやすいようになる仕掛けをたくさんつくることも差異なく大事で、カスケード的に要素を配置するのがいいのだろうなと思った。それが私塾的教育なのかも。


●「心で読む読書」、心の糧になる言葉を持つ。

斉藤の「本を読んでいて、なぜ今ここにこの言葉があるのだろう」、「自分のために書かれたような言葉」というくだりが共感できた。確かに自分も本が好きで好きでたまらないというよりは、その時気になったものを読む中で、なんとなく自分が思っていたこととかを本を読む、文字を追う偶然の出会いの中で具体化している気がする。 


●生活が作品

生活が作品=時間をどう使うか。ビジョン、アイデア、スタイル。アイデアを生み出していって、ビジョンを実現するときに何らかのスタイルがあるとそこに美意識が生じる。それが●●らしさにつながる。



***
というわけで僕も(話しているのは編集長たちですが…)リクナビで私塾とまではいかないですけど、一歩が踏み出せなくて、ものすごく損している子たちに、自由に遊べる場というか、「就職」ではなく、「働く」っていうことをもう一回自分の生き方に投影して考えていこうよみたいな感じのゆるーいコンテンツを作ってみました。

隔週更新なので、いろんな人をゲストに呼んだり、学生が遊びに来たり、サロンみたいになったらおもしろいなあと思っています。

リクナビ2010 「建前はイカンですよ!」

2008年6月14日土曜日

20080614



読みたい本リストの中から、「3年で辞めた若者はどこに行ったのか -アウトサイダーの時代-」という本を読んだ。

目次、リードは以下のとおり。

すでに平成20年、いまだに多くの会社で昭和の時代から続く風習や決まり事、働き方が支配している。「若者はなぜ3年で辞めるのか?」でその状況を描いた著者が、辞めた後の「平成的な生き方」とは何なのかを指南する。

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○目次○
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第一章 キャリア編

  昭和的価値観1  「若者のは、ただ上に従うこと」
  昭和的価値観2  「実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定していること」
  昭和的価値観3  「仕事の目的は、出世であるということ」
  昭和的価値観4  「IT業界は3Kであるということ」
  昭和的価値観5  「就職先は会社の名前で決めること」
  昭和的価値観6  「女性は家庭に入ること」
  昭和的価値観7  「言われたことは何でもやること」
  昭和的価値観8  「学歴に頼ること」
  昭和的価値観9  「留学なんて意味がないということ」

第二章 独立編

  昭和的価値観10 「失敗を恐れること」
  昭和的価値観11 「公私混同はしないこと」
  昭和的価値観12 「盆暮れ正月以外、お墓参りには行かないこと」
  昭和的価値観13 「酒は飲んでも飲まれないこと」
  昭和的価値観14 「フリーターは負け組だということ」
  昭和的価値観15 「官僚は現状維持にしか興味がないということ」
  昭和的価値観16 「新卒以外は採らないこと」
  昭和的価値観17 「人生の大半を会社で過ごすこと」
  昭和的価値観18 「大学性は遊んでいてもいいということ」
  昭和的価値観19 「最近の若者は元気がないということ」
  昭和的価値観20 「ニートは怠け者だということ」

第三章 新世代編

  昭和的価値観21 「新聞を読まない人間はバカであるということ」
  昭和的価値観22 「左翼は労働者の味方であるということ」

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終身雇用制、年功序列制とった今までのパラダイムが変わってきている中で従来の価値基準を善とすることを著者は、激しく非難する。非難の仕方が割と苛烈なのでそこに本音があると勘違いしそうになるが、本書の本音はそこではない。

本書の本音は、「自分の目指すものが自分の言葉で語れるか?」という視点から、社会で「アウトサイダー」となった様々な個人の体験のインタビューをとっかかりに、正規、非正規雇用の問題に焦点をあて、自分を含んだ労働者がどうしたら正当な対価を得られるか、そのための手段、社会システム、環境を考えるということである。


中でも、2点耳の痛い話があった。


●「年功序列を基礎とした新卒採用至上主義」

年功序列型の会社システムの中で、新卒というのは、建前は「ポテンシャル採用」だが、本音は「もっとも採用単価が安い、システムにあてはめやすい人材」という位置づけである。

このリアリティは、新卒就業を逃してしまった個人は、中途採用のメディアで「既卒、未経験」という人材市場において全く価値のない人材として割り当てられてしまうというセーフティーネットのなさや、中途・派遣業界においては、仕事に値札が付いているというリアリティによく表れている。



●「椅子取りゲームでは、いかに椅子に座らせるかに頭を使うべきだけど、座れないなら座れないなりに幸せになる方法を考える人がいてもいい。」

これは痛かった。リクナビをはじめとした就職サイトはまさに椅子取りゲームだ。経営も、いかに椅子を増やすことを考えている。しかし、椅子に座るだけでは「幸せになれない」個人が増えている現状。そこを、「自分にあった企業」とか、「多様性」とか、「入ってからの成長」などといったあいまいな言葉を置き換えてしまうことの危うさを感じた。


格差社会において何がフェアなのか?
共生とは何なのか?
どう生きるのか?
どう時間を使うのか?


派遣社員と正社員の業務の区分けを明確にすること、仕事の対価を明確にすることなどをはじめとした、個人が組織だけではなく社会に対してコミットメントできる機会を増やしていくような社会の創出が望まれている。


ただ、終身雇用、年功序列が悪いのではない。それらは成長志向の社会の中で適切な社会システムだった。いいところもある。しかし、時代が変わってきているので、いいところはとりいれつつ、日本人にあった幸せ志向の社会システムを作らないといけない。



その流れの中で、これから変革が始まる大学、企業を踏まえて、新卒人材のハブとなっているリクナビは学生に何を提供できるのかそれを考えたい。



僕もなりたいものはあるけど、今は、これを考えることが楽しい。



終りが見えない、ながろうのやりたいことリスト



 

20080613

ホッケーのチームのシーズン終了の打ち上げに行ってきた。
2件目の居酒屋でホッピーに酔っ払って今頃昨日のブログを更新。


最近、練習も試合も行けてなかったので久しぶりにメンバーに会った。遅れて行ったので、男10人くらいがせまい居酒屋の個室にいて、どうみても入る場所がなくて、みんなに「空気読め!?」とか言われて、ここんとこ顔出さなかったからメンバーから登録抹消されたかと思って焦ったけど笑。まあ無事に座れました。


やっぱホッケーバカばっかりで居心地がいい。なんか仕事とかで自分を追い込みすぎて行き詰っていた自分があほらしくなった。ちょっとずつ楽しくやればいいじゃん。ちょっとづつ続けていればそれで充分だと。


ホッケーをもっとちゃんとやろう。もっとうまくなりたいと思った。仕事を言い訳にするのは良くないなーと思った。やりたきゃやればいいじゃんと。
7月に北京デビューをTさん、9月に香港の国際大会に行くことをとりあえずYさん、A君と決定しておきました。


9月の国際大会も、10月にサイトリリースあるから死にそうだなーとか重鎮Iさんにいったら、明るく「死ねばいいじゃんー。」とか言われて。


いれこんじゃえばなんとかなるし、やりたいことのためには人間頑張れる。
ということで、リリース1週間前に、有給とります宣言w

2008年6月13日金曜日

20080612


紺野登という人の「知識デザイン企業 -アートカンパニー-」という本を読んだ。
最近手に取る本が何かとデザインというキーワードが入っていることが多いような気がする。


確かに、普段働きながらも、サービスとしてのデザインとか、そこに込める意味が軽視されているような気がしていてそれが、コンテンツ産業というサービス業をますます消費的、低価格にしてしまっているのではないかという疑問はある。


そんな思いから、なにか救いはないかなあと考えていた時に手に取った。
自分がなんとなく思っていたことが体系化されていて、うなずきながら読んでしまった。

結構ボリューミーだったので内容が分かるように、目次を書いておきます。

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○目次○
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第1章 創造経済とアートカンパニーの台頭
   1、創造的サイクルへの大転換 
   2、創造経営の旗手たち
   3、理念型としてのアート・カンパニーの出現

第2章 モノ(プロダクト)の概念が変化した
   1、モノづくりの「モノ」とは何か
   2、モノ(プロダクト)の概念を変える3つの軸
   3、総合力としてのデザイン

第3章 真摯さという資産
   1、品質経営の限界と創造経営への進化
   2、企業の資産としての「真摯さ」
   3、知識創造パラダイム・モデルへの転換
   4、真摯さから生み出されるイノベーション

第4章 知識デザイン、知をオーガナイズする
   1、アートカンパニーのためのデザイン
   2、「無名の質」を生み出す
   3、経営のデザインはどのように関わってきたか
   4、価値を生み出すトータル・プロセスとしてのデザイン
   5、変化するデザイン・サービス

第5章 知識デザインの「方法論」
   1、知識デザインに必須な2つの軸「体験的認知」と「内省的認知」
   2、体験的認知を起点とする「経験デザイン」
   3、体験的認知によるデザインに内省的認知を織り込むにはどうするか
   4、知識デザインの構図
   5、環境・文化的要素をデザインに取り込む
   6、綜合する言語「パタン・ランゲージ」
   7、知識デザインは人間知の総動員

第6章 アート・カンパニーの条件
   1、本当に望まれるもの
   2、新たな知識都市経済の時代
   3、組織の知的集積の質がイノベーションを駆動する
   4、アート・カンパニー実践のための思想
   5、アートカンパニーの10の条件

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非決定論的アプローチの台頭(正解が1つではないと考えるパラダイム)の中でクオリティムーブメント(工業経済)からクリエイティブムーブメント(知識経済)へと社会が変わっている。そして、創造生産性をもったナレッジワーカーの時代がやってくる。モノづくり、サービスにおける「モノのコト化」をキーワードに、企業、個人における創造性を知識デザインという点から掘り起こし、知識デザインを経営にどう取り入れていくのか(アートカンパニー)を考察し、最終的には10個の条件に落とし込むというのが簡単なサマリー。


モノやサービスには、従来の経済性や機能に加え、環境・社会的・文化的価値が重要になっていて、「時間」「主観」「社会」を満たすようなモノづくり、サービス提供が切望されている

(ex.)スティーブジョブス×アップル、ダイソン、カンペール、テルモetc



知識デザイン力が必要
・先見力:媒介的なデザインの力
・革新力:結合するデザインの力(経験と内省)
・形成力:形成するデザインの力(ソフト、ハードといった要素)



真摯さ 
→ 社会性や文化性の視点からそもそもの目的について考えること。
=どのような姿勢で、ユーザーの経験にかかわっていくのか、なぜそれをやるのか



個のレベルの知へのフォーカス



個と組織の相互作用によってさらに知識が創出される
デザインリーダーシップの重要性(全体俯瞰、未来志向の視点からのコーディネーション、ソリューション)



アートカンパニーへの10の条件

 1、社会との協創
 2、技術でなく人間、結合でなく綜合
 3、無名の質をデザインする
 4、エコキャピタル(自然資本+知識資本)の重視
 5、真摯さ
 6、組織として豊かな知を有する
 7、思いを持つ個人とこのネットワーク力
 8、伝統と文化
 9、活発なコラボレーションとそうした環境
10、可能性追求主義の戦略


なんか日本にそもそもありそうな概念なのに、日本の企業にあまりあてはまらないという状況におどろきました。真摯に取り組むと言うのは簡単ではないと思いますが、もう一度そもそもを考え直してみて、自分名hどんな経験が提供できるのか、「ちょうどいい」モノってなんだろうとかもっと問い続けていかないといけないなと思いました。


コモディティ化とかに興味ある人にはおススメです。
ロジカルシンキング大好きな人にはあまりささらないかもしれません。


なかなか進まないながろうのやりたいことリスト

2008年6月12日木曜日

20080611

また、ブログの更新があいてしまった。
特に忙しくはないのだけど、無駄によく考える脳みそが最高に答えのないことをよく考えてくれていて、最近よくわからないけどかなりまいっている状態になっていて、書けなかった。


ブログの更新があいた時には何か理由があったということでそれはそれで置いておくことにしよう。


そんなちょっともやっとした感じなんですが、最近のHONDA FREEDの広告がいい感じですね。

『This is サイコーにちょうどいいHONDA!』


とても刺さりました。



ちょうどいい!
ちょうどいい!
ちょうどいい!



ありそうでないワードだなあと、サービスを考えるときって、最高のとかできる限りとか○○を尽くしたとかそういう気持ちが全面に出てきちゃいそうなんだけど、ちょうどいいって!悪く言えば平均的なのかもしれないけど、そこのちょっとした価値にフォーカスしてスライドさせちゃうのってすごい。



ちょうど良くないものは使わない、使い続けない、使いたくない。
デフォルトでちょうどいいからもっとちょうどよくしたくなる。



あと最近気になる言葉が「再定義」だったんだけど、これも今までがサイコーなわけじゃなくて、今ここにちょうどよくした方がいいから、どれもちゃんと再定義して創らないとサイコーって価値にならないんだと一人で納得。



ちょうどいいサービスを提供しちゃうプランナーになちゃおっと。



HONDA FREED
HONDAちょうどいいラボ

2008年6月9日月曜日

20080608


休日。今日は家にいて、コーヒーをいれて、本を読んだり。
ここんとこずっとコーヒーには凝っている。


お店で生豆を選んで、その場でローストしてもらい、ひいてもらう。豆の個性とか、ローストの仕方、ひき方の細かさで味が違ったりするから面白い。好きな豆を見つけて自分にあった味にチューニングしていくそんなプロセスが楽しい。


自分の好きな豆は、パプアニューギニアのパラダイスプレミアムという豆。苦味があまりなく、甘味にがあって味が濃い。2ヵ月くらいいろんな豆を試して、最近3か月はずっとこの豆。飲むときはストレート。


ドリップもずっとコーヒーメーカーだったけど、豆を選んで買うようになってからは、自分でドリップするようになった。驚くほど味が変わるし、ドリップするという動作が自分をひきしめるというか、ひといきつかせるというかそんな感じも楽しい。


今日読んだ本は、「時間は実在するか」@入不二基義。
最近、時間ってなんだろうとか、時間って増えたり減ったりするのかなとか、そもそも絶対量とかってあるのかなって疑問に思ってて、アマゾンで見たときにタイトルに惹かれて買った本。

読んでみたら、時間の哲学的分析でかなり読みにくかった。
大分難しかった&結局のところよくわからなかったといのが素直な感想。

概略は、マクタガードの時間は実在しないという論証の説明が75%、残りは著者の発展的思考。

時間については2つの異なるとらえ方がある。(A系列、B系列)

B系列だけでは時間をとらえるのに不十分である。

A系列が時間にとって本質的である。

A系列は矛盾している。

時間は実在しない。
 = 実在するものが相容れない2つの状態が同時に成り立つことはありえない。

という流れで進む。

判定基準の実在のリアリティは、

1、本物性:実在は、単なる見かけたけではなくほんとうに実在するもの。
2、独立性:実在は心の動きに依存せず、独立にそれ自体で存在するもの。
3、全体性:実在は一つの全体として存在するもの。
4、無矛盾性:実在は、矛盾を含まない。

一方時間の2つのとらえ方は、

(1)A系列

時間の各点において、それは「過去である」、「現在である」、「未来である」という位置づけを持つということ。

(ex)太郎が生まれることが「今日」のことは、時間がたてば「昨日」のことになる。

(2)B系列

時間の固定的な順序関係 → 年号、日付

(ex)太郎が生まれたのが1980年ということは、時間がたっても変わらない。


という3つの材料を元に、時間そのものの変化を追うことで、時間の非実在性が述べられていく。
後半は、マクタガードの論証の矛盾点から論理を展開させて、未来はまだ存在しない無であるという視点から、無関係としての時間という概念を引き出し、結果「時間は実在の意味をすり抜けてしまう」という著者の思考につながっていく。


読んで思ったのが、とっても難しいし半分以上理解できているのかも謎。とくに後半は理解できずに終わっています。読後感は、答えのあることがすべてじゃないってこと、哲学の批判というのは緻密な論理だということ・・・。自分の力不足でロジックに感動というのもなく、とてもすっきりしません笑。


でも自分は本に答えを求めていたのかもしれないと思うとちょっと反省。それが何かを考え続ける姿勢が必要なんだなと思いました。これをきっかけに時間とは何か、自分なりに考えてみよう。




本を読むのは、自分になんらかの血肉にならないかなーと思っているのですが、今回のように消化不良な本を読むととても不思議な感じです。



ディスカバートゥエンティワンという出版社の社長ブログ(良書とは何か? あるいは「感動」の条件 ●干場)では、思わず行動に移してしまう感動のきっかけを与えるものを良書と定義してた。



自分的には、興味があって、読みに行ったのに、理解できなかった。という事実がそこをもっと掘っていくモチベーションになるのかなあなんて思いました。読書は消費ではなく、生産だなと。今ここにいる自分で理解できないものが、いつか理解できるようになるかもというのも大事な変化。戻るべきよりどころになるのもひとつの良書のありかたかもしれません。



まだ良書かどうかの判定はできませんが、とりあえず再読リストに入れておこう。




ながろうの6月のやりたいことリスト

2008年6月8日日曜日

20080607

今月も一週間が経ってしましました。ぼーっとしてると本当に時間の経つのは早い。
しかもサイトリリース後だからか、燃え尽き症候群チックな感じでちょっとまずい…。

GWのときにやりたいことなんでもリストを作って、それを埋めていったら結構おもしろかったし充実したので、今月から月初めにそれを書いていくことに。割と細かく書いてみます笑。

【6月のやりたいことリスト】

●映画を見たい
  ・最高の人生の見つけ方 6/29了
  ・ザ・マジックアワー
  ・アフタースクール
  ・【外】解夏 6/21了
  ・【外】Killing Me softly 6/28了

●鎌倉に行きたい
  ・座禅か華道をやってみたい

●濁ったお湯の温泉に行きたい
  ・旅館でひたすら読書したい

●デジタルカメラを買いたい
  ・NIKON

●自転車を買いたい
  ・ルイガノ 

●本を読みたい → アウトプットとしてブログに書く。
  
 【マーケティング系】
  ・戦略的データマイニング
  ・創発するマーケティング
  ・知識デザイン企業―ART COMPANY 6/12了

 【WEB系】
  ・キーボード配列QWERTYの謎
  ・Googleを支える技術
  ・ウェブ時代5つの定理

 【はたらく系】 
  ・友達幻想 -人と人のつながりを考える6/29了
  ・友達地獄 -空気を読む時代のサバイバル
  ・3年でやめた若者はどこに行ったのか?6/13了
  ・生きづらい私たち
  ・就職がこわい
  
 【その他】  
  ・無限論の教室
  ・時間はどこで生まれるのか
  ・時間は実在するか 6/8了
  ・タクシー王子、東京を往く6/19了  
  ・不可能性の時代
  ・私塾のすすめ -ここから創造が生まれる-6/18了
  ・日本という方法 -おもかげ、うつろいの文化-
  ・思考の補助線  
  ・酒の話

  ・【外】東京島 6/22了
  ・【外】傷つきやすくなった世界で 6/29了
  ・【外】ムーたち 6/22了
  ・【外】GOLDEN LUCKY 上、中 6/27了

●筋トレに行きたい
  ・週1回はなんとかいきたいなー

●ホッケーがしたい
  ・練習を休まない
  
●自分の仕事すべてを8月までに下に引き継ぐ仕組みを作る
  ・超わかりやすいマニュアルつくる  
 
●中小企業診断士の資格勉強を始める
  ・財務・会計の本を買って読み始める


とりあえずこんな感じ。
意外といろいろあるなあ。

楽しくなってきた!  

2008年6月7日土曜日

20080606

サイトがオープンして、直前の切羽詰まった状況というのはなくなりました。
でも、サイトは開いてからが本番。


オープンしてから出てくるバグ潰しとか、サイトのPVの割り当ての最適化とかやらなければならないことが変わってきます。バグ潰しも突発的に出てきて、軽いのから重いのまで様々なので、意外と時間を取られたりします。



とりわけ難しいのは、PVの割り当ての最適化。
リクナビは広告商品ですから、まったく見られなくて効果が出ない広告も存在します。確かに広告だからといってそこをほおっておくということもできるのですが、そうしてしまうと効果が出ないからそのクライアントはリピーターにならない、リクルートが儲からなくて商売にならない。コンバージョンは営業の広告の出来次第なので、そこまでの流入をどうやってコントロールするか。



クライアントの場合は、効果が出ていないというところを一つよりどころにすれば良いですが、学生側は動きが読みにくいし、既知情報検索がかなり限られているとするとリコメンデーションもある程度限界が見えてきてしまう。表出はされてるけど、クリックに結びつかない。



これだけ自分探し系の暇つぶしメディアが普及してる中で、その中でいくらかのアテンションを仕事選びに持ってこれないか?自分のキャリアを考えるのって意外と面白いぞみたいな雰囲気が作れないかな。そんなことを最近よく考えています。

2008年6月6日金曜日

20080605

(白楽駅, 晴れたらいいな, 20080601)



あなたの生産性を示す公式: KWP = M x T x Kを読んで

lifehack.jpにちょっと目を引くエントリがあったので今日はそれについてちょっくら考察。
ちなみに大元ネタはこちら。興味があればぜひ。


KWP = knowledge worker productivity
あなたの知的生産性はどれくらいいけてるのかを測る指標らしい。



KWP = Methodology x Technology x Knowledge
生産性 = 方法論 × テクノロジー × 知識


であらわされる。
とりあえず、自分のプロセスの中で何ができないのかを理解する能力ともとれそうです。
できないことをマイナスとして、生産性を考えてみる。


できないについて考えてみると、仕事のようにある程度、目的が決まっている場合に単位時間当たりの生産量が伸びないとすればそこには3つのできないがありそうです。


1、知らないからできない
2、やりたくないからできない
3、ほんとにできない



1については、人間は知らないこと、経験したことがないことはやるにはとても時間がかかります。普段からいろんなアナロジーとか関連性を意識しておかないと、いつもゼロベースで仕事をすることになってしまいます。なるべくモジュール化して、情報を再利用可能な状態にしながら取り組むのがいいのかなと思います。そのためにいろんな仕組みを知る。上澄みだけではだめです。やっぱり。

たとえば、僕の場合だと、仕事はマーケティングとWEBディレクターですから扱うサイトのシステムについてはそんなに深くわかっている必要はありません。ただ、システムについても知ることで、発想するときのバリエーションが増えたりします。こことここの機能を組み合わせるとあの動きが実装できそうでUI的にいいよねとか、これを使うと運用コスト下がるんじゃないとか。

なんとなくできそうだの実感を得るように情報は取得しています。
人間できそうだと思ったことはできるものだと思います。



2については、やりたくないことはできない。モチベーションの低いものはつまらない。そりゃあそうですよね。やりたくないことをどうやったら気持ち良くできるかを考えることも自分のリズムを作るという意味で重要だと思います。

僕の場合は、やりたくない仕事がある場合、本当に僕がやる必要があるのかを考えて、僕がやる必要がない場合は迷わず、それをやりたいと思っている信頼できる他の誰かに振ってしまいます。人がいなかったり、僕がやった方が圧倒的に早そうな場合は、何か新しい知見を得ようとか、半分の時間でやろうとかちょっと違うところに目的を持っていって、それを達成するための手段とかにしてしまいます。

たとえば、僕はACCESSという集計ソフトがあんまり好きじゃないんですが、論理構造が分かれば、あの分かりにくいウィザードを使わなくていいのでは考えて直接SQLを書いて使っています。もちろんSQLを勉強しながらです。

これでいいのは、勉強しながらだとスピードが上がらない、そうすると終わるはずの予定が終わらない可能性が出てくる。そうしたらしめたもの。なんとかするように脳みそが考えはじめます。



3については、仕事を見積もるということだと思います。仕事には、絶対できない量というのはありますから。それをできるといってできる算段もなくほいほい引き受けてしまう人は意外とたくさんいて驚きますが、自己陶酔&迷惑以外の何物でもありません。

できないことをなぜできないのか、どうできないのかと認識しておくことが自分の仕事を全うしながら人に影響の和を広げていくにはよいと思います。できないことは、できるようにすればいいですから。できる算段がなく、できなかったことはすでに損失になってしまいます。



こう考えるとこの仕事はこれくらいでできはずというもくろみをWorkConstantとして設定すると、知的生産性は

KWP = Methodology (Technology, Knowledge…)×Motivation(Skill,Time,Environment…)×Presumed Time-WorkConstant

KWP > WorkConstant → ○
KWP < WorkConstant → ×

とかになるのかなー。適当すぎてうーんって感じですけど。


知的生産性なんてあくまで言葉の遊びで、みんなの知的生産性が同レベルになるスピードが早くなっていった時に、どういう差別化をできるのかという感度の方が重要な気がします。

2008年6月4日水曜日

20080604




今日は、有給を取って、ちょっと働きすぎた5月の睡眠不足を補うかのごとく、昨日帰ってきた夜中3時から18時間近く睡眠しました。かなり体調がもどったので明日からまた楽しくがんばれそう。


ここのところなかなか仕事を定常状態に持っていけないのがいまいちですが、やれること、やりたいことはかなり増えてきているのでよしとします。


ところで、リクルートの「まだ、ここにない、出会い。」というコピーがありますが、僕はこのコピーがとっても好きです。ちなみにちょっと前までは、「follow your heart」でした。なぜこれが何となく好きなのかなーとずっと考えているんですけど、まだよくわかりません。


「follow your heart」のときは、自己決定ができる人こそが人生を楽しめるというちょっと強気な一面があったかなと思っているのですが、今回の「まだ、ここにない、出会い。」では、自己決定なんてそもそもみんながしていること、それぞれがそれぞれのレイヤーで情報消費で終わらず、創造しようよみたいな柔らかい一面があるような気がします。


時間というものがそもそも蓄積されるものなのかどうかはよくわからないですが、「いま、ここ」のハッピーが10年後、20年後に人のハッピーにつながっていく。今日、あなたに会ったことが、いつかのあなたの行動、誰かの行動に影響する。そんなつながる価値がうまれるきっかけになる情報。


私たちは「いま、ここ」に生きているのだから、「いま、ここ」に至るコンテクストをもっと知っていい。まだ、見えない未来の「いま、ここ」から見た、あの時の記憶としての「いま、ここ」は、もっと意識できるのかもしれない。




その情報を選んだ時、そこには何があったのか?
そんなことに最近は興味があります。



「まだ、ここにない、出会い」

20080603

ブログを継続する5つの力

ブログ、毎日書こうと思って、年始から始めてみたものの、2月で早々にダウン。
4月から一念発起で書き始めるも、忙しさを言い訳に4日分を一気に書いたりしながら細々となんとかかろうじてやっているという感じです・・・。


毎日コンスタントに書き続けたいものの、やっぱり実際やると本当に難しい。
しかもいったん遠ざかってしまうと、もういいかなという感情が出てしまったりするからなかなかなんとも。


6月こそ毎日更新って思っていたらこのエントリーを見つけたわけで。
このブログの著者は、365日間連続達成していて、しかも通勤の新幹線の中で書くというから驚き。


そんな著者の経験から、ブログを続ける5つの力が述べられていた。
エントリから引用すると。(※は自分のコメント)

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1.書く力(表現力)
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→ タイトルを含めた表現力、そして自分のメッセージを効果的に伝える書く力が必要です。ブログを書き続ければ、必然的に短い時間でもそれなりの内容が書けるようになります。

※読んでもらうためのタイトル。自分の場合は、ログだと思ってるからタイトルは年月日の連番。mixiではちょこっと内容を書いてURLを張るものの、ここの本質的な改善は難しそう。


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2.情報吸収力
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→ アプトプットをしていくためには、その何倍も自分に情報をインプットしていかなければなりません。本をたくさん読む。ネットから有益な情報を収集する。人とたくさん話をする。たくさんの仕事を効率的にする。

※ここはかなり意識してるかも。もっともっと効率的に厚くできる可能性もある。まずは最近コンスタントに読めていない本を1週間に2冊とか読んでいこう。


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3.ヒューマンコミュニケーション力
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→ブログにはトラックバックやコメントの機能があります。コメントをもらい、トラックバックをすることによって、つながりが増えることになります。ネットとリアルのコミュニティを通じてヒューマンコミュニケーション力を高めていくことができるのです。

※ここはまったく弱い。自分のログとしてという思いが強いのと、holoscanのトラックバックがいまいちというところも問題かも。これからは、トラックバックはどんどんしていってみようと思います。 


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4.生活習慣力
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→ ある程度規則正しい生活習慣を身につけることにより、ブログを書くことも生活の一部としてとらえる力が必要です。

※生活の一部に入れたいという思いはあるのですがなかなか。確かに書かないと気持ち悪いという気は起ります。でも疲れてて寝ちゃう…。たぶんゼロから書き上げるという認識が強いからかも。メールとかで、ネタを投げておくと書きやすいかもしれないな。


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5.自己実現力
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→ 会社のサラリーマンとして実現することがなかなか難しいことを、ブロガーというキャリア(肩書き)を使って、自己実現をするという力(気持ち)も非常に大切です。

※ここもまだ見えてないな。何かをしたいというよりは自分の考えの変遷を記録したいのかも。でもブログを書いていることによって、誰かと創発できるというのは面白そう。3の要素が大事になってくるのかも。



というわけでまとめ。


●ネットワーキングをもう少し増やしてみる。
●インプットを切らさないように本を読む。
●生活の一部なので、空き時間に文章書いてメールで投げる。


まずはこの3つを実践して、せっかく始めたブログ切らさず続けていってみようと思います。
積み上げた先に何があるんだろう~。まだ見ぬ世界を求めて!

2008年6月3日火曜日

20080602

(リクナビ, TOP画面, 20080602)


(リクナビ, お役立ち情報, 20080602)


リクナビ2010がカットオーバーしました。4,5月はずっとこれを作っていました。


仕事という検索が非常に難しい、主観的な情報に対してどこまでメディアとしてフォローできるか。学生に必要以上の情報を与えないで、シンプルに必要最低限だけというところを意識してレイアウトを決めて、コンテンツラインナップとかを決めて作りこみました。


リクナビのメインコンテンツは、求人広告。いかにそれを面白く見れる仕掛けを作り続けられるかるか。そこがこれからの課題です。裸の王様をちょっとずつイノベーターにしていきますw




広告の集合体から人材育成プラットフォームへ。




10月の本番オープンまでに、アクセス解析しながらコンテクストについてはチューニングしていきますが、とりあえず、就職サイトの中では一番柔らかいサイトになったかなと笑。



カットオーバーのセレモニーでは、学生側インターフェース担当としてスピーチをさせていただいて、自分の思っていることを言わせてもらいました。それにしてもスピーチがCO、DIVO、DIVO、自分、GMとかの順番で破格に緊張しました。いい経験でしたw



サイトは、作るだけでは50%。
営業とMPが協働して、いかに100%まで近づけることができるか。
それの価値を愚直に追求していきたい。



いろんな人に「お疲れ!良くなった!」といわれるのはうれしいもんですね。
次は、「とっても永田の仕事だね」って言われるようにがんばろう。



最後に、今回もいろんな人のおかげで仕事ができました。
始まりですがいったんありがとう。



P.S
1点不満があるとしたら、商品の縛りで、社名出しをTOPにしていて、せっかくのTOPのデザインが台無しなことですね…凹

20080601

リリースに向けて、夜遅くまで会社。
ひたすらファイルを修正して向こう側に渡す。


アップロードを開始します。
アップロードが完了しました。


向こう側に地図ができて、さっきまでまっ白いページに色がつく。
何かができているリアリティ。


きっと、もっと、ちゃんとやればもっとこうできたのにっていうことはいつでもどこでも思ってるけど、きっとそれはできなくて追えなくて、その時やれることそれだけがそれ以上でもそれ以下でもなく仕事なんだなとか思いながら深夜3時。



YOU CAN USE PASSCODE!



インターンの時の友人が結婚した。
ここに来る前に2次会に行ってきた。



結婚って、鍵を手に入れること?



新婦のいつになってもみんなからうらやましがられるかわいい夫婦でいたい!という言葉がとっても良かった。末長くお幸せに!



幸せっていいな。