2008年4月26日土曜日

20080425

■ やりきる力強さは人を変える。


新人が3日間の訪問キャンペーンをやりきって帰ってきました。
結果はユニット1位。個人成績も上位に入るなど大健闘。


終わったあとは、4人とも自分のできることを全てやりきったという実感を持っていたのでとてもすっきりとした顔をしていました。



まさに、水をあげるとドンドン育つという感じでした。

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【訪問キャンペーンとは?】

営業研修の一環で、エリアを決めてそこを端から端まで飛び込み営業して名刺交換をさせていただくリクルートの伝統行事。

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少しだけ振り返ってみると

【1日目】

ユニット順位6位と出遅れる。
「できない言い訳、やりたくない言い訳」が目立つ。

⇒やれること、やっていいことを振り返りで確認。
⇒次の日に自分は何をやるかを議論。

【2日目】

ユニット順位が2位へと上昇。
「ユニットが1位になるために何が出来るのか?」という議論が増える。

⇒ユニットが勝つために自分がとるべき枚数は何枚かを確認。
⇒1日目の情報からエリアの優先順位、回り方を議論。

【3日目】

ユニット順位が15:00に200ビハインドを覆して、1位に。そして優勝。
終わった感想は、全員「やりきりました!」でした。


この名刺獲得キャンペーン、建前は「新人のご挨拶」、本音は「自分に負けない」、「同期に負けない」、「1位にこだわる」というところなので、やっていると結構悩みます。


ちゃんと挨拶したいのに、勝つためには数を回らなきゃいけない。
その結果おざなりな対応になってしまって自分的には納得いかない。


とか


会ってもらうのが目的なのに、どうして飛び込みなんだ?


とか


枚数で競わせるのはおかしくないか?


などなどいろいろあるんです。


うちのユニットのメンバーもひたすら悩んでいました。


個人的に、一番印象に残っているのは、3日目。


2日目に2位になって、1位を狙えるとこにいたので、ユニットとしては、3日目ひたすら数を追って、ユニットとして勝ちにいくという選択をしました。

その結果作った作戦が、名刺をもらえる可能性が高くかつ数の多い美容室、医療機関などをリストアップして、1時間に30社ミニマムで徹底的に回っていくというものでした。

結局はそれをやりきって、優勝という結果に結びついたのですが、
メンバーがポツリといったことは、


「数をもらうだけの訪問は面白くない、やってる自分がいやだった。」


ということでした。


これはつまり、普通に企業にいった場合と比べて、受付突破や担当者に出てきてもらうための会話がないので名刺をもらうのにテクニックがいらないので面白さを感じないということなのですが、


これやりきっていううのとやりきらないのでいうのと大きな違いなんだあと思いました。



ポイントは2つ。


1、視点


1,2日目は、個人のためが大きく、3日目はユニットのためが大きかった。
3日目は自分に納得がいってなくても、優勝するためにユニットのためにはがんばらなければいけない。


ビジネスはチームで勝ちに行くものですから、この視点をもてたことは非常に重要。
今後はより納得するように改善をしていけばいいのです。


(名刺獲得キャンペーン,3つの和,20080425)



図の重なりをコントロールできることが成長。


2、スキル

やりきって嫌いなのであれば好きな方を選ぶことで自分の強みを生かしたスキルが上達します。しもかも嫌いなことだけれども「やれた!」という実感があれば自分の選択肢として残せるため自分の仕事に幅をもつことができます。

ついつい専門家(蛸壺化)しがちな仕事の中でスキルアップを考えるときにこの視点があることは重要だと思います。


(名刺獲得キャンペーン,スキル,20080425)

嫌いかつやれないスキルは、選択肢しづらいですよね。


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訪問キャンペーンを終えて・・・
僕はユニットの責任者をやらせてもらっていたのですが、思った以上にすごくいい経験でした。

メンバーが期待にこたえてくれたことや、メンバーと一緒に感動できたこと。
サポートをすることで、いろいろな可能性が開けること。
自分の至らない点がいろいろ見えたこと。



いろいろなことを学ばせてもらいました。




GW明けからユニットの新人たちは、営業ではなく本業の企画スタッフとして配属されますが、訪問キャンペーンの結果を一つの自信にこれからはマーケットのために何をするのかという視点で、いちリクルート人としてがんばっていってもらえればと思います。




僕も2年目になったので、うかうかしてられません笑。
GW明けが楽しみです!