久しぶりにamazonを開いてみたら、サイトがリニューアルしていました。
「リニューアル前後を比較したい!」と思って、power bookの方で見ていたらまだ古いバージョンが表示されていたので今回はamazonのリニューアルをちょっと検討。
サイトを見た感じとか、情報の置き方とかがどう変わったのかを見てみました。
>> amazonのリリースはこちら
(amazon, リニューアル前, 20080511)
(amazon, リニューアル後, 20080511)
(1)サイトの見え方
一番最初に思ったのは、おっ!amazon見やすくなったなという感想。
僕の場合、amazonで本以外の物を買うことはないので、リニューアル前のデザインの上にごちゃごちゃあったタブは非常に目障りでした。まずこれがなくなったのが素晴らしい!
次に、毎度カートが何処にあるか忘れてちょっと探してしまっていたので、カートと欲しいものリストの扱いが少し大きくなって、見やすい場所(ナビゲーション部)に来たのは分かりやすいなと。
余談ですが、僕はまったく欲しいものリストを使わないので、こいつも一緒にここに来たということは、amazonがリコメンドの精度を上げるために、ユーザーにこの購買予備リストを使うことをプロモートしているのでしょう。
(2)情報の見え方について
自分がサイトの設計うんぬんをやっていることもあって、情報の配置と情報量が気になって少し調べてみました。
リニューアル前後の情報の種類がそんなに変わらないとして、amazonのTOPページにはどんな種類の情報があるかをピックしました。(※ただし、ファーストルックに入るもの)
(A)商品系
・大カテゴリ ・・・ 本、エレクトロニクスなど
・小カテゴリ ・・・ 大カテゴリに従属。エレクトロニクス>カメラ・フォト、テレビ、レコーダなど
(B)検索系
・検索バー ・・・検索対象絞込みとフリーワード入力欄
(C)機能説明系コンテンツ
・ユーザーより ・・・ ギフト券、トップセラー、ご注文方法
・amazonより ・・・ インターナショナル、アカウントサービス、モバイル、ストア、English版
(D)ユーザー用コンテンツ
・カート
・欲しい物リスト
(E)右サイドメニュー系コンテンツ
・新作リコメンド
・バナー広告
・欲しい物リストからのランダムリコメンド
ちょっと図にしてみました。
(amazon, リニューアル前構成, 20080511)
(amazon, リニューアル後構成, 20080511)
リニューアルの特徴は、
1、細かい情報である小カテゴリの表示をなくして見える情報量を減らした。
※小カテゴリの情報量を減らした結果、新着情報を入れることが出来るようになり、表示できる情報の種類が増えた。小カテゴリは大カテゴリのマウスオーバー時に表示されるようになっている。
2、説明系コンテンツを大きく2つに分けて表示して優先順位をつけた。
3、商品と検索とユーザー用コンテンツの一体感を図ってユーザービリティ向上を図った。
という感じです。
機能価値をシンプルにブラッシュアップしていくことで、相対的にユーザーのアテンションの向かう時間を作りだし、そこで何を提案(amazonの場合はリコメンド)できるかというところが肝ですね。